【目次】 オナホールコラム(イラストをクリック!)

解説

オナホールのレビューには、テンプレのように匂いとべたつきのありorなしが書かれている。
多くのユーザーが匂いとべたつきをオナホールのマイナス面として捉えており、それらの情報が求められているからだ。

「オナホから油分をなくせないの?」で、オナホの硬度を調節するためにはオイルが欠かせないと記した。

実は匂いとべたつきもオイルに連動して発生するものである。
したがって、オナホに匂いと油分は付き物なのだ。

オイルをたくさん使って柔らかくしたオナホほど、匂いやべたつきは多くなる。

オナホの原料である熱可塑性エラストマーとオイルが混ざり合って、良く表現される「粘土臭」が発生する。

そして触る度にしっとりやペタペタとしたべたつきが発生するため、保管方法が悪いと髪の毛やほこりなどのゴミがすぐに付いてしまう。


オナホに付き物の匂いとべたつきだが抑える方法はある。

その代表が、パウダーをオナホ全体に塗すというもの。

中でも、薬局などで購入できるベビーパウダーが古典的なグッズだ。

ベビーパウダーは、肌をサラサラに保って汗疹を抑えるのが本来の目的。

それをオナホに流用することで、オナホ本体から染み出るオイルを抑えられる。

オナホ全体にパウダーが均一に行きわたるよう、パフやハケを使って伸ばす。
あるいはビニール袋にオナホとパウダーをいれ、てんぷらに衣を付ける要領でシャカシャカとシェイクすると良い。

「ホッパウダー改」や「すじまん　複合金属イオン配合パウダー」など、アダルトグッズメーカーから専用のホールパウダーがリリースされているので、そちらも参考にしていただきたい。

また「オナシュット」などのようにスプレータイプもいくつかリリースされている。
オナホから約20cmくらいの距離からスプレーすることで、手早く均一に吹き付けることができるので便利だ。


ベビーパウダーの主な原材料は、鉱石、ミネラル粉末類であるタルクとコーンスターチ。

これ自体には消臭効果はない。
でもパウダーを塗すと臭いが消えるのはなぜか。

それは雑菌の繁殖の源となる水分とオナホから染み出るオイルを吸収するからである。

先に紹介した「すじまん　複合金属イオン配合パウダー」などには、銀イオン(Ag)が配合されている。
銀イオンは除菌と抗菌効果があるので、臭いの発生源をより効果的に断つことが可能だ。

他に、靴の消臭に使われる重曹やワキガの消臭に使われるミョウバンを利用しても良い。

重曹は、ほとんどが酸性である臭い成分に、弱アルカリ性で中和する効果がある。
ミョウバンは弱酸性である人肌がアルカリ性に傾き、肌荒れを起こす悪玉菌の発生を防ぐ。
オナホの表面を弱酸性に保つことで、臭いの原因菌の発生を防ぐことができるのだ。

中には「女子校生の柔肌の匂いがするパウダー」のように、石鹸系や化粧品の匂いが付いた、女性っぽさを想像させるパウダーもリリースされている。

それに関連する話題として、アダルトグッズには「○○の匂い」のタイトルで様々な香水がリリースされている。

下着に付けてリアリティのあるプレイを楽しむことができる香水だが、これをオナホに吹きかければ匂いが消えるかも、と考える方がいるかもしれない。

オナホから発する匂いに人工調合された匂いを掛け合わせる格好になるわけだが、匂いが置き換わるどころか単純に混ざって悪臭になることもあるので要注意。

オナホの表面に匂いを付けても、それが内部まで浸透するわけではない。

たとえ効果があったとしても数日。
やがてオナホ内部からにじみ出る匂いに香水が負けてしまう。

匂いには匂いで対抗するのではなく、無香料のパウダーを使用して匂いの発生源を断つことが原則だ。


最後に、オナホのべたつきは使用感に影響を与えることも記しておく。

べとつくオナホは、ねっとりと吸い付くような使用感をもたらす。

突起刺激がマイルドになり、本物の膣に挿入しているような挿入感が得られるので、刺激に敏感な方はべとつくオナホの方が気持ち良くオナホが使えるとも言える。

なおオナホにパウダーを塗すのは匂いとべたつきを抑えるためだけではない。
オイル染みによってオナホが縮小するといった、劣化を防ぐためにも重要であることを覚えておこう。

その辺は「オナホってどうやって保管するの?劣化とかするの?」で解説しているで参考にしていただきたい。(ふじ)

オナホのベタつきを防ぐグッズ
ホッパウダー改	すじまん 複合金属イオン配合パウダー	ふるだけパウダーAG+	オナシュット120g
女子校生の柔肌の匂いがするパウダー