あの「STU」が新感覚の貫通オナホとして登場
往年のシンプルな快感特性も今や逆に新鮮

その昔…日本のオナホがまだ強烈なニオイを放つギトギトした油の塊だった頃、アメリカ生まれの「フレッシュライト」シリーズは頭2つぶんくらい上をいく、別格のクオリティを誇っていたのをご存じでしょうか。

“世界No.1オナホ”と呼ばれ、国産品とはまるで違う、優れた快感性能を備えたシリーズは、ケース付きという利便性の長所もあって、一時期は月に1000個以上も売れるほど隆盛していました。

しかし、今や日本のオナホールは世界でもトップレベルの性能へと進化を遂げ、逆に海外で引っ張りだこ。

国内市場でも、日本人の好みやニーズを反映した高品質なオナホが低価格で入手できるようになり、次第にフレッシュライトの名は“知る人ぞ知るレジェンド”として、影を潜めていったのです。

本作はそんな米国の老舗ブランドから届いた、久しぶりの新作。
何とレビュー付きでご紹介するのは、2016年12月に登場し、すでに販売終了してしまった「Quickshot(クイックショット) ブースト」以来となりますね。

フレッシュライトの中でも、この「Quickshot(クイックショット)」シリーズは小型で日本人との相性が抜群。
通常のシリーズだと欧米人サイズで大きすぎるため、これくらいの方が扱いやすいと思います。

中身は「フレッシュライト」シリーズの中でも、屈指の人気を誇る「STU」がベースです。
柔らかなピンクの粘膜系素材は、内壁が均一なイボで敷き詰められていて、非常にマイルドながらも心地よい快感を生み出します。

また、「Quickshot(クイックショット)」シリーズの特長は、両サイドから使用できる貫通式であること。
本作も前後の穴がヴァギナとアナル風にデザインされており、締まり具合にもわずかな違いが備わっています。

挿入感はまるで生膣のような、ソフト&ウェットの良質な仕上がり。
テクスチャーは単調なのですが、素材との相性が素晴らしく、これだけで高いパフォーマンスを叩き出せる、ある意味昔の“東名”にも似た特性です。

とりわけ大振りなイボの丸っこい角が、カリ周辺を重点的にプリプリと弾く感触が気持ちよく、その連続で射精感がグングン上昇します。

ボディが短寸なため、基本的には反対側に突き抜けてストロークさせますが、外殻があるおかげで安定感に優れますし、亀頭が抜けたときのムニッと擦れる感触も、プラス要素として十分楽しめるでしょう。

正直…今の国内オナホール市場は、どれもこれも似たような“ゴムの塊”ばかりなので、たまには本作のようなまったく異なるアプローチのオナホに目を向けてもいいと思うんですよね。

まぁ、輸入モデルだけに価格面で劣勢なのは否めませんが、欧米人好みのケース付き仕様は、使ってみると手が汚れなくてとっても快適なので、そういう点に価値を見出し、共感してくれるユーザーも少なくはないかと。

「STU」自体もベースはメチャクチャ古いものの、一周回って今のユーザーには逆に新鮮に映りそうですし、ロングセラーならではの確かな快感性能が担保されているだけに、あまり冒険したくない“慎重派”には意外とマッチするんじゃないでしょうか。