解説
ローションの成分と種類についてのコラムを読んだ人は、一口にローションと言っても用途や効用が大きく異なることが理解できたはずだ。
ここでは焦点を絞って、オナホールとローションの相性について解説したい。
それぞれのオナホールには、ベストなローションの組み合わせがあるもの。
両者が上手く合致すると、オナホールの力を最大限に引き出すことができ、気持ち良さが何倍にもなる。
オナホールの気持ち良さは、「内部構造+素材×ローションとの相性」の公式で成り立っていることを押さえておこう。
粘度の種類と特性
ローションを選びの最大のポイントは、何と言っても粘度だ。
その違いを知りたい時は、「ノーマル」「ソフト」「ハード」と3種類の粘度を用意している「オナホ屋さんの本気汁!! ヌメリの皇太子!!ぬめッパ!!」などで比べてみるのがおすすめ。
3種類の違いとなる粘度とは、ローションの粘り気のことだ。
〈ハードローション〉
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・性質 ねばねば感が強い=粘度が高いローションのこと。 ジェルのようにドロッとしている。 乾きにくくて垂れにくいので、動かしてもオナホールの入口から漏れる量が少ない。 ・使用感 オナホール内部の凸凹を埋めて厚い膜を作るので、ペニスに突起の感触が伝わり難い。 全体的にまったりと優しい使用感になる。 刺激に敏感な早漏の人や、長時間のオナニーを楽しみたい時に最適。 |
〈ソフトローション〉 |
・性質 さらさらと水のような感触の、粘度が低いローションのこと。 液体に近いので、オナホールの奥まで全体に浸透しやすい。 膜も薄いので、オナホール内部の凸凹を潰すことがない。 ・使用感 複雑で繊細な内部構造の刺激をしっかりと感じ取ることができる。 ローションが垂れやすいため、仰向けで使用するとペニスの根本周辺にローションが下がってくる。陰嚢の裏側を通じて床や布団が汚れないように注意する必要がある。 そしてオナホール内部のローションが不足しがちなめ、注ぎ足す頻度が高くなる。 |
〈ノーマルローション〉 |
・性質 ハードとソフトの中間のローション。 どんなオナホールにでも合うので、安定した気持ち良さが得られる。 使いたいオナホールに合う粘度が分からない場合は、まずノーマルを試してみよう。 突起刺激の感触具合をノーマルで確認すれば、ベストな粘度を探りやすくなる。 |
その時にハードかソフトかを、ある程度見分ける方法がある。
それはボトル内の空気=気泡で判断するというものだ。
1.ボトルを振って気泡を作り、ひっくり返して持つ。
2.底に向かって上昇する気泡を確認。
3.上昇スピードが遅い=ハードローション。
上昇スピードが速い=ソフトローション。
濃度がはっきりしているローションほど容易に見分けが付くので、参考にしてほしい。
まとめ
刺激についてはローションの粘度が高くなるほど、ペニスと内部構造の間の膜が厚くなって刺激が低くなる。
厚いコンドームを装着していると考えればイメージがしやすい。
ローションの性質についても、粘度が高くいほどドロドロしているので、拭き取りや洗い流しはし辛くなる。
サラサラとした低粘度のローションは、上記の逆だ。
激しく振動する電動オナホには、ローション漏れや飛散を低減するためにハードローションの方が良い。
なおローションは温度が高くなると、粘度が低くなる傾向にある。
高粘度のローションであっても、スローオナニーし続ければ柔らかくなるのである。
オナホールの種類別に適した粘度
〈リアル系オナホ〉 | |
大型ホール寄りのハンドホールには、女性の膣内を再現した「名器の品格」やAV女優系ホールといった、リアルな刺激を探求したものがある。 これらのホールはサイズが大きくて肉厚であることが多く、ペニス全体を優しく包み込みながら微細な刺激を与える点が特徴。 一般的な中型ホールのようなはっきりとしたイボやヒダ構造とは違って、リアル系は刺激が落ちる。 そのため、繊細な膣粘膜を再現したリアルさを十分に楽しむには、低粘度のローションがおすすめ。 どちらかと言うと、女性の愛液はサラサラとした低粘度ローションに近いからだ。 女性の愛液以上の粘りがあるローションだと、溝が低い凹凸をつぶしてしまうので、微妙な刺激を打ち消してしまう。 ローションの代表「ぺぺローション」などのポリアク系は粘度が高いので、潤滑性に優れたポリクオ系や、サラサラとしており拭き取りやすいヒドロ系ローションが向いている。 |
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ポリクオ系ローション 「アストログライド」 |
ヒドロ系ローション 「KYゼリー(82g)」 |
〈高刺激オナホ〉 | |
固い素材を使っていたり、大きなイボや溝が深いヒダを配置したオナホールは、与える刺激が強い。 こういうオナホールに低粘度のローションを使用すると刺激が高すぎるので、高粘度ローションが合う。 「点」で突くゴリゴリとした刺激をマイルドにして、「面」で受けるマイルドなものへと変換するからだ。 そうすることでハードホールならではの突起刺激を、角を落としながらもしっかりと味わうことができる。 ローション膜が厚くて刺激が弱すぎると感じた場合は、水で薄めて粘度を柔らかくして調節すると良い。 |
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「覚醒サキュバス 濃厚ヌルヌルローション600ml」 | |
〈ベタつき・ローション臭が嫌い〉 | |
オナホールを使い終わった後に欠かせないのが後処理。 高粘度ローションはネバネバが強いので、ティッシュで拭くくらいでは取り切れない。 ポリアク系ローションは陰毛に絡んだものまでは落とし難いため、ベタつきやパリパリする不快感が股間に残り続ける。 その場合は水やお湯でしっかりと流さないと、ペニスにオナホールのオイルとローションが混ざった嫌な臭いも付着してしまう。 それらを解消するのが、カルボマー系の「洗い不用ローション」。 カルボマーは化粧水や基礎化粧品の保湿成分にも使われている。 肌に残ることが前提になっているので、ペニス周辺に付着したままでも不快感がなく、臭いも気にならないのだ。 |
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カルボマー系ローション 「ポンプ式ぬめッパ!! 洗い不要200ml」 | |
〈早漏・スローオナニー用〉 | |
刺激に敏感ですぐにイッてしまう早漏の人は、高刺激オナホと同様、高粘度ローションが適している。 一方、じっくりと時間をかけて楽しむスローオナニーの場合には、高粘度ローションはおすすめできない。。 なぜなら、高粘度ローションは乾きやすいからだ。 高粘度ローションのポリアク系は吸収性に富んではいるが、保水力はあまりない。 そのため空気に触れると水分をどんどん逃してしまう。 オナホールはピストンして使用するので、内部に空気が入り込む。 それと共にローションが乾くと、ネチャネチャとしてしだいに動かし難くなってしまう。 長時間楽しむことに特化するならば、少量でも乾き難くて潤滑性も保てるポリクオ系の「アストログライド」。 「アストログライド」はローション膜が薄いので、早漏だけどスローオナニーを楽しみたい人には不向きになってしまう。 その場合は、いさぎよく早漏対策トレーニングに頭を切り替えよう。 ゆっくりと動かしたり、亀頭だけ挿入してペニスを鍛えるのだ。 |
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早漏対策ローション 「[GPROジェル]ピュースト!」 | |
ローションの薄め方
上記で少し触れたが、ローションの粘度を自分好みに薄める方法について最後に触れておきたい。
「ペペローション」などのポリアクリル系は、最初から粘度が濃く設定されているものが多い。
したがって、オナホールを使用する前にあらかじめ粘度を調節しておくのがプロのオナホーラーである。
別容器にローションを移し、水かお湯を入れて2~3倍に薄めるのが一般的な方法。
それを目安に、少しずつ自分好みの粘度に調整しよう。
移す容器は100均などで売っているポンプ式にしておけば、片手でワンプッシュで取り出せるので便利だ。
なお薄めたローションはあまり日持ちしないので、2、3回分に留めておくのがベスト。
お湯を使えばそのまま温感ローションとして使えるので、寒い冬場に人肌のローションを求める目的で薄めても良い。(ふじ)
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