【目次】 オナホールコラム(イラストをクリック!)

解説

一口にオナホールといってもサイズや形状、内部構造によって多種多様。
細かく枝分かれするそれらを簡単に解説しよう。
自分に合いそうな素材硬度や内部構造を知るための参考にしてほしい。

<サイズ別>

●小型ホール
(数100円～1000円前後)

使い捨ての「オナカップ」や全長10cm未満のオナホがこれに当たる。
貫通オナホは簡易オナホでリリースされることが多い。

小型ホール一覧

●中型ホール
(価格2、3000円代)

全長約11cm～15cmあたりの、片手で持てるサイズ感のオナホ。
販売されている商品が多く購入しやすい価格帯であるため、一般的にオナホールといえば中型ホールのことを差す。

イボとヒダを中心にオナホらしい刺激を与えるものの他、ヴァギナ周辺を精巧にかたどり、見た目や使い心地にこだわった女優系ホールもある。

中型ホール一覧

AV女優ホール一覧

●大型ホール
(価格4000円以上)

重量が約1kg以上のオナホでサイズの大きいホール。
片手で持つとずっしりとした重みが感じられるものが大型に分類される。

ヴァギナとアナルの2穴に挿入できるタイプも一般的。
本物に挿入しているかのような感触が得られるよう、内部構造にもこだわっている。

大きさや内部構造が本物志向なため、両手やオナホ固定具などに挟み、腰を振って擬似セックスを楽しむことに向いている。

お尻型の大型オナホや人型のラブドールも大型に分類されるが、こちらは床や机に置いて固定することを前提としている。
そのため、これらは「据え置きホール」と別枠に分類されることもある。

大型(5kg未満)ホール一覧

超大型(5kg以上)ホール一覧

<硬度別>

●METEO(メテオ)・・・ホットパワーズ
2016年8月より、ホットパワーズのオリジナルホールに使用している素材のこと。
わらびもちのような柔らかいものからタイヤのように固いものまで、9種類の素材を用意。
ベタつきはあるものの、旧素材・hyauよりも匂いがかなり抑えられている。
既にリリースしているオナホの硬度差を変えた「限定版」や、ユーザーが9種類の素材を自由に組み合わせる「カスタムオーダー品」を特注で生産している。

お試しホール　職人の朝は早い

●バンジータッチ・・・RIDE JAPAN
RIDE JAPANの弾力がノーマルのホールに使用される高品質素材。耐久性も高い。
べたつきと匂いを軽減しながらも、しっとりとしたもちもちとした弾力なのが特徴。

ヴァージンループ

●ソフティータッチ・・・RIDE JAPAN
RIDE JAPANのソフト系オナホに使用される素材。
バンジータッチよりも柔らかく、ふんわりと包み込むような弾力。
耐久性はそこそこだが柔らかい分、油分はバンジータッチよりも多い。

ふわあな1mmヴァージン

●ハードタッチ【air】・・・RIDE JAPAN
RIDE JAPANのハード系オナホに使用される固めのクリア素材。
内部構造の突起をダイレクトに伝え、強い刺激を与える。

ヴァージンループ エイトロング ハード

●セーフスキン・・・トイズハート
トイズハートのオナホに使われる素材。
サラサラとした肌触りで、ほぼ無臭で油染みもほとんどなし。
洗っても水を弾きすぐにサラサラになる。耐久性もかなり高い。

初々しい妹

●ベビースキン・・・トイズハート
トイズハートの低反発・高耐久性素材。
セーフスキンよりも低コストで製造しているため、オナホの価格が若干安い。
化粧品のような匂いが少しする以外は、肌触りや弾力、油分の少なさの点ではセーフスキンとほとんど同じく優良。

転校生

●品格系素材・・・日暮里ギフト
高級感のある本物志向な「名器の品格」「名器の証明」シリーズで使用される素材。
柔らかめの素材で、膣に包まれているような使用感が得られる。
その分、油染みがあって耐久性も低め。

発情美人 若妻の肉襞 森ななこ

●momochi(モモチ)素材…G PROJECT
伸縮性に優れ、もっちりとした肌触りの素材。
匂いや油分が少なくサラサラとした素材感は、セーフスキンに似ている。
「使うほどに成長する革命的素材!」が売りで、素材の覚醒(素材の劣化により新たな突起になったり、使用者のペニスに馴染む効果)が期待される。

Ju-C PUTI 1 (ジューシープチ1)

<種類>

●オナカップ
プラスチックの筒状のカップ内に、ローションを染み込ませたスポンジを巻きつけたもの。
数百円で買える安さと使い捨てという手軽さが魅力。
オナカップは簡易的であるため、刺激や気持ち良さはそこそこ。
その半面、シリコン製の小型オナホも多数リリースされている。

そして内部構造にこだわったシリコンがカップに入ったTENGA(2005年～)の登場により、オナカップの概念が大きく変わった。
その登場以降、オナカップはデザインや内部構造を含めて、TENGAを意識したものが主流になっている。

カップホール一覧

小型ホール一覧

●貫通タイプ
穴の出口がオナホの底から貫通しているタイプ。
バキューム(空気抜き)が効かせられず、純粋に内部のイボやヒダの突起刺激だけで性感を得ることになる。
また亀頭が底から飛び出際、カリへのひっかかりがアクセント刺激を与える。
射精しても精子でオナホ内部が汚れず、洗浄がしっかり行えるという利点がある。

貫通オナホール一覧

●非貫通タイプ(ストレート)
小型～大型まで、ハンドホールで最も多いタイプ。
イボやヒダの付いたストレートな道が奥まで走っている。
貫通していないため、バキュームを効かせることでペニスへの吸い付きを高めて刺激を上げることができる。
貫通していない分、底まで洗い難いのが難点。

非貫通オナホール一覧

●キツ系オナホ
狭い道をこじ開けるようにして挿入したり、締め付けが強烈なオナホール。
サイズが小さいほど、そしてハードタッチ【air】などの固い素材で作られるほど「キツ」くなる。
入り口から裂けやすかったりペニスを痛めることもあるが、高刺激が好きなユーザーから支持されている。

狭穴注意

●まったり系オナホ
もっちり、ふわふわ、トロトロと形容されるように、弾力があって柔らかい素材を使用したオナホール。
じっくりと時間をかけてスローオナニーを楽しみたいユーザー、突起刺激が苦手なユーザーに人気。
早漏改善グッズとしても適している。

もっとふわトロめいき

●フェラホール
フェラチオが疑似体験できるホール。
当初は入り口が唇の形になっているだけだったが、鼻から下を造形したり、舌や口蓋のザラザラ感を再現することが定番になってきた。
さらに最近では、固めの別素材で作った歯がセットされている商品も。
こちらも、一回使うだけでは取れないように縫い付けられていたりと改善が見られる。
フェラホはオナホの進化が日々実感できる分野だ。

フェラホール一覧

●据え置き型&ラブドール
胸から下半身までのトルソー型、お尻をかたどったもの、はたまた頭から足先までの人型……
手で持つのは難しいくらいに大きなサイズで、床や机に置いて正常位、後背位、立ちバックなどで腰振りして楽しむ。
とはいえ、サイズや形、重量に大きな幅のあるのがこのタイプ。
5000円以上のものが多く、中には数万円と高価なものも。
その分、ハンドホールでは味わえない、セックスしているかのような使用感が醍醐味。

大型(5kg未満)ホール一覧

超大型(5kg以上)ホール一覧

●おっぱいホール
乳房に挿入するハンドホールや、身体やラブドールに装着といったニッチなものもあるが、大抵は平置きタイプのおっぱいのことを差す。
柔らかさに特化したり、とにかく巨乳をウリにしたりと様々。
好きなだけ揉んだりパイズリをして、おっぱいに包まれる至福の時間に浸ることを目的とする。

おっぱいホール一覧

●電動ホール
機械の動力を借りるため、手を動かさずにオナニーができる便利なオナホ。
横回転のサイクロン型がおなじみ。
かつては途中で止まったりと不具合が多く、「電動に殿堂なし」とも言われた。それは昔のこと。
最近はよりオナニーに近いピストン型も出ている。
さらに、PCにUSBでつなげることで、映像に合わせて動くタイプもある。
今後はVRゴーグルでのAV鑑賞にオナホを連動させるといった、さらなる技術の進化が期待されている。

電動ホール一覧

<内部加工>

●ヒダ加工
内部の道に沿って蛇腹のヒダを付ける加工のことで、ネジのミゾで型が取れるのでいたってシンプル。
オナホでしか得られない人工的な刺激で、イボに比べてペニスで感知しやすいので快感度もシンプルに高い。
オナホールの刺激が本物の膣よりも気持ち良く感じるのは、明確な突起刺激がクセになるからと言える。
そのため、どんなオナホにも必ずといって良いほど配置されている。
ヒダの高さや感覚、配置や素材の硬度によって刺激の高低が激しく変化。
加工しやすく汎用性が高いだけに、ヒダ加工は奥が深い。

ヒダホール一覧

●イボ加工
ヒダと並ぶ定番の加工。
ボコボコとした刺激を与えるが、ヒダと混合すると感じ難い。
イボの大小によって与える感触が異なる。
しかしイボが多く大きいと、ゴツゴツとした刺激が単調に感じられて気持ち良さが減退する。
イボはで性感を与えるには、ヒダよりもひと工夫が必要となる。

イボホール一覧

●無次元加工
女性器の膣内をリアルに再現した加工のこと。「穴のない穴」とも言われる。
小さなツブツブを散りばめた膣道が、ひねりやうねりを加えながら走っている。
わずかな隙間を押し広げ道なき道を進む使用感が、本物の膣へ挿入しているかのような使用感を与える。

無次元ホール一覧

●子宮口ギミック
子宮内(ウテルス)にペニスを挿入しているかのような感触を与える加工。
膣道を絞ることでカリへのひっかかり刺激を与えると共に、子宮内への中出しをイメージさせる。
最奥に設けるタイプが多いが、より亀頭への刺激を高めるべく中間付近に作ったり何個も連続で設けるホールもある。
また子宮口を特別に作った、子宮姦に特化したホールもある。
このタイプは子宮口の入り口を小さくし、カリへの当たりをより強調されている。

子宮ギミックホール一覧

●スパイラル加工
膣道を渦巻状にする加工。
上下しながらスパイラルさせたり、向きを変えたりとバリエーション多数。
突起や内壁の当たりに変化を加えることができる。

スパイラルホール一覧

●2層構造(多層構造)
外側(アウター)と内部(インナー)で異なる素材を使う加工のこと。
外=固い、内=柔らかいなどと素材硬度に差を出すことで、内部の刺激がより際立つ。
金額が高い中型や大型のトルソー型ホールで良く採用されている。高級感も与える。
中には3層、4層に分けたり、特徴的な突起だけを別素材で作るホールもある。
ちなみにホットパワーズでは、素材差を極端にする「ギャップ2層構造」のオリジナルホールを展開中。

二層構造ホール一覧　三層構造ホール一覧　多層構造ホール一覧

●クリアホール
透明素材で作ったオナホ。ハード系のホールに多い。
ペニスが膣内に挿入したり、射精の様子が見える楽しみがある。
外をクリア素材、内部を赤い素材で作って膣肉を生々しく見せるものもある。

クリアホール一覧

●特殊タイプ
裏返せるオナホ。
首から上、頭と顔を造形したフェラホ。
ペニスに巻きつけて使用するシート型。
手コキのバリエーションと言える手袋型。
ショタコンやゲイ好きのペニス型。
お湯やレンジで温めて使用する温感型etc。
一点もののような特殊なホールも各社からリリースされている。

特殊ホール一覧

<メーカー(50音順)>

●EXE(エグゼ)
シリーズ展開している大型ホール「ぷにあなDX」で有名なメーカー。
ハンドホールでも「こちら布袋駅前つるぺたガール研究所　柔たいぷ」「You’re My Idol!」「つるぺたアイドル候補生　ただいま研修中!」があり、全体的にロリ系ホールを主軸にしている。
訴求力のあるパッケージイラストも注目度が高い。

EXE(エグゼ)のホール一覧

●A-One(エーワン)
シリーズ展開が止まって久しいが、エアダッチ「ラブボディ」のイメージが強いエーワン。
男性向けのハンドホールはもちろん、バイブ、ローター、アナルグッズなど、アダルトグッズ全般を取り扱っている。

A-Onenのホール一覧

●N.P.G.(エヌピージー)/日暮里ギフト
「名器の品格」「名器の証明」や「極上生腰」といったリアル系の大型ホールが有名。
AV女優の名前を冠したタイアップ商品も多い。
海外から輸入した大型シリコン製のラブドールも数多く取り扱っている。
高級で本物の挿入感が体験したいユーザーに向けた商品が揃っている。

N.P.G.(エヌピージー)/日暮里ギフトのホール一覧

●SOD(ソフトオンデマンド)
何といっても「TENGA」が主力商品である。
オナホールをオシャレに、そして日常空間に持ち込むイメージ革命に成功。
アダルトグッズの歴史において、「TENGA」以前と以後で分かれると言われるほど。
ドラスティックに業界を変革したメーカーである。
たまご型やポケット式の小型ホール、カップ型、大型のフリップホール、カップに装着して威力を高める電動グッズなど様々に展開。

SOD(ソフトオンデマンド)のホール一覧

●タマトイズ
パロディ系のオナホールをリリースしているメーカー。
オナホールよりも男の娘用のコスチュームや小物、白濁系のローションやクッションタイプのオナホ固定具など、オナホのプレイを盛り立てる周辺グッズが有名。
毎月大量にリリースされる新商品を見るだけで楽しい。

タマトイズのホール一覧

●トイズハート
有名メーカーのひとつ。
「セブンティーン」の大ヒットを受けた「セブンティーン エボリューション」「セブンティーン ボルドー」で知られる。
初心者でも扱いやすい、手ごろな価格帯の中型ホールの他、バイブやローターなどの女性用グッズも扱っている。

トイズハートのホール一覧

●MATE(メイト)
老舗メーカーのひとつ。
シリーズ化されている「ボクのおなぺっと」で知られる。
なかなか難しい、小型・簡易ホールで良質なグッズを販売している。
連続子宮やストリング(紐)といった、凝った内部構造の中型ホールもある。
素材は「ボクおな素材」として様々なメーカーで使用されており、ホットパワーズとのコラボホールもある。

MATE(メイト)のホール一覧

●RIDE JAPAN(ライドジャパン)
伸張著しい新興メーカー。
TVで紹介されて売れに売れた「ヴァージンループ」シリーズを主力に、ソフト/ハードホールを問わずコンスタントに新商品をリリースしている。
初心者・玄人を問わず、安定して気持ち良いホールが多い。

RIDE JAPAN(ライドジャパン)のホール一覧

●RENDS(レンズ)
電動オナホールと言えばRENDS。
「A10サイクロン」シリーズの新作「SA +PLUS」は、静音性・パワー・VR連動・コードレス機能が付いている。
家電製品並の商品であるため、新作リリースまで期間が開く。
とはいえ、VRなどのあっと驚く新機能が搭載された新商品が登場することを、多くのユーザーが待ち望んでいる。
他に、オナホを長く快適に使うためのパウダーやスプレーといった、メンテナンスグッズなどを販売している。

RENDS(レンズ)のホール一覧

<原産国>

オナホはおおむね日本か中国製で作られている。
「オナホ動画」で実施したアンケート「中国製のオナホールはどのレベルで気になりますか?」では、回答数560票の内、245票(43.7%)が絶対に中国製のオナホは使いたくないという結果であった。

このアンケートは5年前のもの。
実に半数近くのユーザーが中国製を忌避しているという結果である。
日本を追い抜いてGDPが世界第二位となった中国の勢いは、紆余曲折はあるがその後も継続している。
したがって、現在では少し比率は下がっているくらいかもしれない。

そういったことを念頭に置く必要はあるが、中国製品に対する「安かろう悪かろう」のイメージは根強いとも言える。
中には「だって爆発するじゃないですか」と、化学工場や飛行機をはじめありえないものまで爆発することを意識したコメントも散見される。
つまりは、オナホは肌に敏感な部分に直接触れるだけに、安全面での懸念を抱いていることが分かる。

そういったことを受けてか、グッズ各社も自社製品を積極的にリリースしている。
ホットパワーズのオリジナルホールは完全自社工場で職人が手作りしている。 自社で製品を作っていなくとも、日本国内でOEM(相手先(委託者)ブランド名製造)をして製造しているメーカーも多い。
その場合は、パッケージに「安心の日本製」といった文言が分かりやすくプリントされている。
安心してオナホを使用したい場合は、「日本製」の記載があるオナホを購入すると良い。
  しかしおっぱいグッズや人型ラブドールなどの大型ホールは、日本国内での生産体制が整っていなかったりコストを抑えるという意味で、まだまだ中国の工場でOEMをしているのが現状だ。(ふじ)